アストンマーティン DB7ザガート解説

DB7ザガートはアストンマーティンが2002年から2003年まで、全世界で99台限定販売された高級クーペです。DB7ザガートはDB7の派生モデルのひとつで、内外装はイタリアのカロッツェリア・ザガートがデザインしました。

DB7ザガートはDB7ヴォランテのフレームに、ザガート伝統の「ダブルバブルルーフ」を架装しています。ノーズからテールまでの流麗な曲線美、ダブルバブルルーフの大きく2箇所で盛り上がったルーフデザインがDB7ザガートの特徴です。DB7ザガートのデザインモチーフはアストンマーティンの過去のモデルDB4GTザガートで、これはカロッツェリア・ザガートがアストンマーティンで初プロデュースしたクルマでもあります。

DB7ヴォランテよりも全長が短く、全幅は広くなったDB7 ザガートのボディサイズは、全長4481ｍｍ、全幅1861ｍｍ、全高1244ｍｍです。

インテリアはDB7ヴォランテの2×2の室内が2シーターへとレイアウト変更されています。フロアをはじめとした内装はアストンマーティンらしい高級感溢れる手縫いの「ダークチョコレート・アニリンレザー」です。

DB7ザガートには、最大出力420PS、最大トルク54.5kgmの6リッターNA・V型12気筒DOHCエンジンが搭載されます。トランスミッションは6速MTで、DB7ヴォランテに搭載されるものよりもショートストローク化、ギアレシオ変更が施されたものになっています。

現在、DB7ザガートは市場に出回る台数が少ない状態となっています。もし購入を検討されている方は、DB7ザガートに出会えた場合、早めのチェックをおすすめします。