アルピーヌ社は、1956年に設立されたフランスの自動車メーカーです。レーシングドライバーであるジャン・レデレが立ち上げており、レース向けの高性能な車両を数多く制作しています。中でも「A 110」は長期的な人気を持っており、アルピーヌのブランドイメージを大きく強化したといえます。

1973年にはルノー傘下になり、カルロス・ゴーンがブランド戦略を主導するようになってからは「A110 50」「A110 S」といった新モデルが登場しており、アルピーヌブランドは拡大を続けています。2019年の1~9月における欧州自動車市場において、アルピーヌは前年比2.6倍にのぼる3,614台を売り上げたとされます。

モータースポーツにおいてもアルピーヌは高い人気と実力を持っているメーカーです。1963年から耐久レース「ル・マン24時間」に参戦しており、1968年にはクラス優勝を達成しています。