アルファ ロメオ アルファ164解説

アルファ164はアルファロメオが1989年から1998年まで日本で発売したセダンです。

1987年のフランクフルトショーにてデビューを飾り、日本には少し遅れて上陸。フィアット・クロマ、ランチア・テーマ、サーブ・9000とプラットフォームを共有しているクルマとしても有名です。

エクステリアはクリーンで美しいウエッジシェイプ形状が特徴です。余計な装飾は排除しつつも、フロントに鎮座する伝統の盾型エンブレムが見るものに強烈なインパクトを与えます。ヘッドライトから始まるボディサイドに引かれたレリーフ状のキャラクターラインも見事な造形で、ドアハンドルの下端を支えたままフロント同様に細めのリアランプに繋がっています。ボディサイズは全長4555mm、全幅1760mm、全高1400mmです。

車内も洗練され無駄がありません。コックピットはドライバー優先の造形が際立ち、運転席を囲い込むようなインパネは使い勝手に優れたものです。シンプルな面のステアリンホイールがモダンな雰囲気を演出するコックピットには、特別仕様のグレードではレザーシートが備わり、よりゴージャスな装いを楽しめます。

エンジンには最高出力190PS(140kW)/5600rpm、最大トルク25.0kg・m(245.2Nm)/3000rpmを発揮する3リッターV型6気筒SOHCエンジンを搭載し、駆動方式はFFが選択されています。組み合わされるトランスミッションは4速ATと6速MTで、高水準の力強い走りを体感できます。またABSや後席3点式シートベルトといった安全機能も標準装備しています。

現在、アルファ164は市場に出回る台数が少ない状態となっています。もし購入を検討されている方は、アルファ164の物件に出会えた場合、早めのチェックをおすすめします。